2010年10月アーカイブ

英国シェフィールド大学のBob Hale教授教は、数学の哲学における新フレーゲ主義の
擁護を初め、影響力ある研究を発表されてきました。また、必然性や可能性などの
様相概念についても、言語哲学、メタ倫理学の諸問題を視野に精力的に研究されています。
今回は、絶対的必然性という概念を主題として、論理学と形而上学の問題について
ご講演いただきます。
参加自由となっておりますので、ぜひふるってご参集ください。


日時:2010年10月28日(木)
時間:17:30~19:30
場所:三田キャンパス東館4階セミナー室

司会:飯田隆(哲学・文化人類学班)

詳細は以下ポスターよりご確認ください。
Bob Hale教授講演会"What is absolute Necessity?"(2010年10月28日(木)開催)について

☆会場が変更となりました。ご注意ください。

神前裕博士に、『空間学習は「特別」か?- 連合学習理論によるラットの空間学習の検討』
というタイトルで、ご講演頂くこととなりました。皆さまふるってご参加ください。


日時:2010年10月21日(木)18:30~20:00
場所:三田キャンパス東館4階セミナー室
講演者:神前裕博士(Durham University)

詳細は以下ポスターをご確認ください。
空間学習は「特別」か?- 連合学習理論によるラットの空間学習の検討(2010年10月21日(木))開催について

英国シェフィールド大学のBob Hale教授教は、数学の哲学における新フレーゲ主義の
擁護を初め、影響力ある研究を発表されてきました。また、必然性や可能性などの
様相概念についても、言語哲学、メタ倫理学の諸問題を視野に精力的に研究されています。
今回は、絶対的必然性という概念を主題として、論理学と形而上学の問題について
ご講演いただきます。
参加自由となっておりますので、ぜひふるってご参集ください。


日時:2010年10月28日(木)
時間:17:30~19:30
場所:三田キャンパス東館4階セミナー室

司会:飯田隆(哲学・文化人類学班)

詳細は以下ポスターよりご確認ください。
Bob Hale教授講演会"What is absolute Necessity?"(2010年10月28日(木)開催)について

神前裕博士に、『空間学習は「特別」か?- 連合学習理論によるラットの空間学習の検討』
というタイトルで、ご講演頂くこととなりました。皆さまふるってご参加ください。


日時:2010年10月21日(木)18:30~20:00
場所:三田キャンパス東館4階セミナー室
講演者:神前裕博士(Durham University)

詳細は以下ポスターをご確認ください。
空間学習は「特別」か?- 連合学習理論によるラットの空間学習の検討(2010年10月21日(木))開催について

日本パーソナリティ心理学会 第19回大会の招待講演Ⅱにて、当拠点リーダー渡辺が講演を致します。この講演会は一般公開となっておりますので、皆さま奮ってご参加ください。


講演者: 渡辺茂 (慶應義塾大学文学部教授)
日時:10月10日 (日) 13:00~14:30
場所:第一校舎123番教室
講演タイトル :「個体差,性格,遺伝子多型:動物の性格研究」


詳細等は以下日本パーソナリティ心理学会第19回大会HPよりご確認ください。
http://kotrec.keio.ac.jp/jspp19/lecture.html

日時:2010年10月8日(金)17:00 ―18:00 
場所:三田キャンパス東館6階G-SEC Lab
 

講演者:幕内充博士
(Max Planck Institute for Human Cognitive and Brain Sciences)


ヒトが生み出す文には限りないヴァリエーションがあるが、そのためには文を産出する規則に再帰的な適応を認めざるを得ない(Chomsky, 1956)。近年になって、動物のコミュニケーション・システムには再帰が見出されないことから、再帰がヒトに特有の認知能力であるとする主張がなされ(Hauser et al., 2002)、サルには、再帰によって生成される音節系列の弁別が出来ないというデータも提出された(Fitch and Hauser, 2004)。ヒトのfMRIにより、サルにでも弁別可能な、より単純な音節系列の処理の際には前頭弁蓋部が、そして再帰によって生成される、より複雑な構造を持つ音節系列の処理にはブローカ野が活動することが見出された。この発見は系統発生学的に古い皮質がサルとヒト双方に処理可能な系列を、そして新しい皮質であるブローカ野がヒトにのみ処理可能な系列を処理していることを示唆する(Friederici et al., 2006)。我々は自然言語においても再帰により生成される「中央埋め込み文」の処理がブローカ野で行われること、そしてこのように複雑な文の処理には不可避的に随伴する記憶負荷が、ブローカ野直上に位置する下前頭溝によって対処され、さらにこの二領域が機能的・解剖学的に緊密な連絡を持つことを明らかにした(Makuuchi et al., 2009)。次に、我々は再帰を「外的に付与された刺激の操作により得られた内的表象をさらに操作する」ことと定義し、言語と数学で同一の階層構造を持つ系列の処理の際の脳活動を比較したので、その結果を報告する。


Chomsky N (1956) Three models for the description of language. IRE Transactions on Information Theory 2:113-124.
Fitch WT, Hauser MD (2004) Computational constraints on syntactic processing in a nonhuman primate. Science 303:377-380.
Friederici AD, Bahlmann J, Heim S, Schubotz RI, Anwander A (2006) The brain differentiates human and non-human grammars:
functional localization and structural connectivity. Proc Natl Acad Sci U S A 103:2458-2463.
Hauser MD, Chomsky N, Fitch WT (2002) The faculty of language: what is it, who has it, and how did it evolve? Science 298:1569-1579.
Makuuchi M, Bahlmann J, Anwander A, Friederici AD (2009) Segregating the core computational faculty of human language from working memory. Proc Natl Acad Sci U S A 106:8362-8367.


詳細は以下PDFよりご確認ください。
ブローカ野における再帰的計算について

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.22-ja

このアーカイブについて

このページには、2010年10月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年9月です。

次のアーカイブは2010年11月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。