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慶応義塾大学 論理と感性のグローバル研究センター

CARLSロゴの成り立ち

 CARLSロゴのモティーフである天秤は、ヴェネツィア発祥の地、トルチェッロ島にあるサンタ・マリア・アッスンタ聖堂のモザイクに着想を得ています。聖堂の西壁面全体を覆うモザイクは、12-13世紀に製作され、キリスト教美術の主題である最後の審判を表しています。最後の審判においては、大天使ミカエルが人間の魂を取り上げ、善行と悪行のどちらが優っているかを計量しますが、その際に天秤が用いられるのです。天秤はまた、西洋美術において、伝統的に論理学の擬人像が持つ象徴物でもあります。論理学は、天秤で真と偽を量ります。
 私達、論理と感性の先端的教育研究拠点では、ヒトの活動の中で論理(Logic)と感性(Sensibility)がどのようなバランスのもとに働いているのかを、さまざまな観点から探っていきます。あるときには、天秤は論理の方に傾き、またあるときには、感性の方へと傾くことでしょう。
 そのような意味を込めて、このロゴを作成いたしました。