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医療人類学の最前線VI診断の揺らぎ:鬱のジェンダー&こどもの心と病~精神医学と人類学の対話から

日時 : 2012年1月28日(土) 12:45~17:30
場所: 慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階 G-SEC Lab
(キャンパスマップ3番の建物の6階です。)

「医療人類学の最前線」シリーズ6回目では、うつ病研究で大変著名なJonathan Metzl先生をお招きし、北米の精神科臨床から浮かび上がってくるうつ病診断と、ジェンダーについてお話いただきます。
第二部では、近年日本でも急速に関心の集まっているこどもの心の病をとりあげ、精神医学の立場から、黒木俊秀先生にこどもの鬱を、田中康雄先生に発達障害をテーマにお話いただきます。また、文化人類学の立場から、 照山絢子先生、堀口佐知子先生にご講演いただき、こどもの心の病の複雑さと「診断の揺らぎ」をめぐるさまざまな問題について考えてみたいと思います。


12:45~14:00 第1部
鬱のジェンダー
12:45-13:00
鬱のジェンダー 日本の視点
北中淳子(慶應義塾大学:医療人類学)
13:00-14:00
Gender in the Diagnosis of Depression
Jonathan Metzl (Vanderbilt University:精神医学)


14:10~17:30 第2部
こどもの心と病
14:10-15:00
憂うつなる思春期、終わりなき思春期
黒木俊秀(国立病院機構肥前精神医療センター:精神医学)
15:00-15:30
「ひきこもり当事者」・支援者の戦略とアイデンティティ:
「ひきこもり」ラベルを巡るダイナミクスを追う

堀口 佐知子(テンプル大学:文化人類学)
15:40-16:30
発達障害診断の揺らぎ・支援への戸惑いから柔軟性へ向けて
田中 康雄(北海道大学:精神医学)
16:30-17:00
発達障害者の語りから:オルタナティブな「当事者」性に向けて
照山 絢子(ミシガン大学:文化人類学)


17:00~17:10 コメント
宮坂 敬造(慶應義塾大学:文化人類学)
17:00~17:10 全体討論
司会:北中 淳子(慶應義塾大学:医療人類学)

 ★参加費無料です。事前登録の必要はありません(100人まで)。
※詳細はポスターをご参照願います。 Metzl 20120128 final.pdf